Aquamarine Shock!

中越の道路

更新日:2010/04/05

県道・その1

県道10号(長岡片貝小千谷線)

長岡市の市街地からやや離れた古い住宅地である深沢町から、小千谷市片貝を通り、小千谷の中心部に入っていく路線です。

国道404号・深沢町交差点「ちず丸」の該当地域から始まり、まっすぐ南下して旧越路町のエリアに入ります。信越本線を跨線橋でまたぎ、県道23号と合流します。この地点「ちず丸」の該当地域で、平成21年に関越道・長岡南越路スマートインターチェンジができました。数十mほど県道23号と重複しますが、すぐに分かれて再び南下します。その途中で小千谷市に入り、花火で全国的に有名な片貝地域に入っていきます。片貝の町を抜けた後、左折→右折して田んぼが広がる小粟田原(正式な読み方は「こわだはら」と言うのだと思いますが、だいたい地元民は「こおだっぱら」などと呼んでいます)の真ん中を抜けていきます。あまりにも広く平らなので、以前はここで「雪原まつり」を行っていたのですが、近年は「風船一揆」と名前を変えつつ、市内の別の場所で開催されるようになりました(しかし悪天候で中止になることもしばしば…)。小粟田の集落を抜け、少しすると小千谷の市街地に入っていきます。ジャスコ・市役所・警察署・消防署などを越え、平成町と本町の境目に当たる交差点「ちず丸」の該当地域で終点です。

不遇にも片貝地域を通る国道はなく、一番近い国道403号も1km以上離れたところにあります。そんなわけで、この県道10号が片貝を通る一番格が高い道路ということになります。片貝まつりなどでおいでの際はぜひどうぞ。

県道23号(柏崎高浜堀之内線)

ページを分割しました。

県道36号(長岡停車場線)

長岡駅の大手口正面から、国道351・352・403・404号が見事に重複する大手通り交差点「ちず丸」の該当地域を結ぶ、たった200m程度の短い路線です。この左右は、今は往年の輝きを失ったとはいえ、長岡の玄関口である繁華街が広がっています。終点→始点方向には、地下駐車場の出口があるので通行には注意。

県道37号(柏崎停車場線)

柏崎駅の駅前通を形成する路線です。柏崎駅前正面口(北側)のロータリーから北北西に進み、いくつかの交差点を経て1km弱で国道352号がカクンカクンと折れ曲がっている東本町交差点にぶつかります「ちず丸」の該当地域。そこが終点です。そして、県道151号の始点はおそらくここです。

この辺り一帯は、国道352号の迷走ぶりに加えて、県道151号の始点(推定)あり、県道369号の微妙な重複、どこが始点・終点だか見当もつかない県道522号…と、ものすごく入り組んでいます。直進しても同じような規模の道路なのに、市道からから県道になったり、県道から国道になったりめまぐるしいです。

県道86号(長岡インター線)

その名の通り、国道から長岡インターに接続する道なのですが、長岡インターはそもそも国道8号に隣接しています。これは国道404号と長岡インターを結ぶ短い路線です「ちず丸」の該当地域

長岡インターのところを始点としますが、この始点側から県道86号に入るには、国道8号を長岡→柏崎方面に向かう際に、高速道路に入るよりも手前のところで左折するか、あるいは高速道路の出口から入ることになります。国道8号を柏崎→長岡方面に向かっている場合は無理です。説明しづらいので、地図を見ちゃってください「ちず丸」の該当地域

そして100mほどで南七日町交差点に入り、運送会社や工場などが建ち並ぶ新産地区に入っていきますが、それも数百mで国道404号にぶつかり、新産3交差点で終点となります。

短いながらも、インターにほど近いこの地区の幹線として、大きな役割を担っている道路です。

県道147号(西山停車場線)

旧刈羽郡の停車場シリーズ・第1弾。手元に資料がないので、始点・終点がわかりません。そして様々な地図で県道147号を示すものがどこにもありません。ただ、私のこれまでの経験からの予想では、恐らく越後線西山駅から、ほんの数十メートル北を走る県道369号につながる、歩いても1分かからない距離の道のことを指すのだと思います「ちず丸」の該当地域。ちず丸では県道(黄色の道)にすらなっていないですが、他の地図ではなっています。

西山駅そのものは、むしろ国道116号と隣接している感じなのですが、なぜか116側からは直接駅構内に入れません。和田交差点から踏切を越えて回らないと行けない仕組みになっています。このあたりは、後に県道370号で紹介する越後滝谷駅と国道17号の関係に似ています。

県道148号(刈羽停車場線)

旧刈羽郡の停車場シリーズ・第2弾。こちらも資料が無く、正確な始点・終点が判明しません。

越後線刈羽駅から、これもやはり国道116号に背を向けてほんの数十m行くと、県道369号とぶつかります。100mほど重複し、山崎交差点「ちず丸」の該当地域で左折。やや見通しが悪いS字の上り坂を駆けていき、しばし直線、そして大きく左に曲がり、国道352号とぶつかるところでおそらく終了。要するに、国道352号と刈羽駅を結ぶ路線なんですね。

さて、その「大きく左に曲が」るところですが、地図上では点線ながらも直進できそうなルートがあります「ちず丸」の該当地域。実際にはこの地点は簡単なバリケードで封鎖されているのですが、明らかに国道352号の下をくぐってずっと行けそうな道が続いています。地図をたどっていくとそこは原発構内。怪しげな裏道です。

ちなみに、柏崎の海から混雑する8号を避けて長岡方面に抜けたい場合、海岸沿いの国道352号を北上して原発を横目で見つつ、刈羽トンネルの手前の交差点を左折してこの県道148号に入り、ずっと道なりにまっすぐ行って踏切を越え、国道116号刈羽交差点で左折して国道に入り新潟方面へ進み、和田交差点で左折(上で紹介した県道23号に入っていく)、西山インター方面へ向かうというルートが近道になります。県道23号区間は40〜50km制限ですが、県道23号の方が国道8号よりアップダウンが緩く、嫌らしいうねうねカーブもやや少なく、信号も交通量も少ないので、むしろおすすめです。道路の幅が8号より多少狭いのが玉に瑕ですが。

県道149号(荒浜停車場線)

旧刈羽郡の停車場シリーズ・第3弾。やはり始点・終点が不明です。地図上では下手すると県道があることすら見落とされますが、実際ものすごく目立たない道路です。

越後線荒浜駅を降りると、北方向に「車が1台は十分に通れる」くらいの狭い道路があります。で、200mもしないうちに県道369号とぶつかっておそらく終点です。すぐワキに踏切もあります「ちず丸」の該当地域

こうまでして駅と国道/県道との間を県道で結ばなければならないのか…と、多少疑問ではあります。越後滝谷駅はそうなっていないのに。

県道150号(西中通停車場線)

旧刈羽郡の停車場シリーズ・第4弾。始点・終点が以下略。

越後線西中通駅を降りて南南東に伸びる細めの道路を進み、100m弱でおなじみの県道369号にぶつかります「ちず丸」の該当地域。それがこの路線。

県道257号(田屋青海川停車場線)

県道の中でもものすごくマイナーな路線です。国道353号と県道25号(柿崎小国線)との交点である野田交差点から、県道25号を柿崎方面に1km強進むとその始点があります。このあたりを田屋と言うらしいですね。交差点を北上し、田屋川に伴走していきます。程なくして、建物がまばらになってきて、山の中に入っていきます。周りの景色はそれなりに素敵なのですが、どう考えても1車線分の道幅、舗装も切れ、こんなところで対向車が来たらどうしよう…と常に心配せざるを得ないような道が何kmも続きます。国土地理院の地図でも、二重線で表現するのをあきらめて途中からただの線になってしまいます。それでもめげずに進むと、ようやく開けてきて、谷根〔たんね〕の集落があり、上米山小学校などの文明的な施設が出迎えてくれます。そこを越えると道路らしい道路となり、谷根川のワキを通りながら青海川の集落を目指していきます。北陸道と国道8号の米山大橋をくぐり、「日本一海に近い駅」を自称する青海川駅に着いて終了です。

両端の集落の人々にとっては、貴重な生活道路なのだと思いますが、通り抜けて向こう側に行くために使うのは全くおすすめできない道路です。理由は上を読めばわかるでしょう。遠回りでも国道353号を使ってください。まだカーナビを買う前のある日(ずっと前の「中越の鉄道・信越本線」のページで載せた青海川駅の写真を撮った日)に地図を見ながら気まぐれで通った道なのですが、私のミニバンでは二度と通りたくありません…

県道370号(滝谷三和線)

長岡市の滝谷町から三和までを結ぶルート。往年の国道17号で、いわば「旧国道」あるいは「旧々国道」といったところでしょうか。

17号を小千谷から長岡方面に向かって行き、妙見・六日市を越えたところにある上滝谷の交差点を右折したところから県道370号が始まります。現代では道路をなるべく直角に交わらせるという原則があるため路面が変わっていますが、かつては直線で進んでいたのでしょう。ちなみに、昔はこの交差点のところで乳業関係の工場があったはずですが、すでに私の記憶の底(道路拡幅のために近くに移転したような気がしないでもない)

県道に入るとすぐに上越線とぶつかり、ちょっと大きな踏切があります。そこを越えると新旧様々な住宅が並ぶ滝谷町。この辺も2004年の中越地震の被害に遭っています。少し進むと左手やや奥に上越線・越後滝谷駅があります。この駅は地図上は国道17号に面していて、徒歩なら歩道橋で行けるのですが、車ではこの県道370号からでなければ入れないという構造になっています。さらに進むと、住宅が途切れて田んぼが広がりますが、また住宅の中に入っていきます。十日町十日町市とは違います)です。その先に県道23号との交点があり「ちず丸」の該当地域、さらに数百mで国道17号との交点・片田交差点があります。

交差点を直進したら下条町に入っていき、1kmほどで摂田屋・宮内1/2丁目の古い街に入っていきます。旧々国道17号線の時代はここをさらにまっすぐ行って、宮内3〜8丁目を縦断する道路をずっと進んだのだと思いますが(下の図の緑のルート。これだと県道370号の終点と考えられる三和交差点に直通する)、現在ではそのルートは上越線で分断されています。今の県道は宮内駅前の信号を右折します。少し行って突き当たりの宮内ショッピングセンターの近くの丁字路を左折、そして信号2つ先の宮内町交差点を左折、上越線の上を通る跨線橋「ちず丸」の該当地域を渡り、県道498号にぶつかります。複雑なルートですが、それはおそらくこの跨線橋を県道指定したかったからでしょう。そして、地図上はその先の名無しの(でも大きい)交差点で終わりになっていますが、名前からすると恐らくは県道498号と重複して三和交差点まで行っているのではないかと思います。この三和交差点については、県道498号の項目で詳しく見ます。

県道370号終点付近

県道393号(礼拝長岡線)

資料がないので正確な始点・終点が定かではないのですが、推定できる範囲で。

この路線は非常に奇妙です。まず、柏崎市旧西山町の礼拝駅前にある礼拝交差点を始点(?)とします「ちず丸」の該当地域。この辺りは旧西山町の町役場があったこともあり、ちょっとした地元の商店街みたいな雰囲気です。そこから南下し、二田交差点で国道116号とクロスします。直進してしばらく行くと坂田交差点があり、県道23号とぶつかります。ここを右折して県道23号と重複しますが、西山IC交差点で県道23号は北方向に、県道393号は直進します「ちず丸」の該当地域。程なくして、国道116号の和田交差点が見えてくるのですが、県道393号はその手前のY字型交差点で左折方向に向かいます(和田交差点へは直進の扱い。形状はY字でも、実態はT字です)。しばらくはうねりながらのどかなところを走りますが、変なところで県道73号にニアミスして左折「ちず丸」の該当地域。北陸道をくぐって妙法寺の集落を抜けます。この辺から急に山々してきて、やがて、急に右に振れたかと思うとまっすぐ先に沖見峠トンネルが見えてきます。これが意外と快適です。しばらく山の中を通っていきますが、パラパラと油田〔あぶらでん〕の人家が見え始めます。気がつくと、そこには国道8号・田代交差点があり、おそらくそこが終点。いざというときには、8号の裏ルートとして使えそうな勢いです(が、旧西山町―長岡間であれば明らかに県道23号を通った方が早い)

なお、ちず丸でこの辺りを見ると密かに「長岡道」と書いてあります「ちず丸」の該当地域。どうやらここは、以前「長岡街道」とも呼ばれた重要路線だったようです。なお、この辺りは意外と北陸道・県道23号とも近いのですが、残念ながら両者を結ぶ予定はなさそう。それっぽい道は延びているのに…

県道433号(東長鳥五十土線)

国道8号と県道72号をつなぐものすごく短い路線です。8号を長岡から柏崎方面に向かい、途中で怪しげな宿泊施設が散見される刈羽村の飛び地を抜けると、柏崎市に入ります。すると、五十土という集落の中に、信号もないのに大きな案内標識がある交差点があります。そこが県道433号の終点です。説明の都合でこちらから紹介。

そして、この道は、特に何があるというわけではなく、山の中を通って県道72号に出るというだけです。そして、数百mほど72号と重複し、また分かれて大角間という集落のところで始点になります。

外の人間が使うというよりは、北条や長鳥あたりの方々が長岡に抜けるのにちょうど良いショートカットルートになる道路だと思うのですが、いかがでしょうか。

県道467号(宮本大島線)

長岡市内、宮本町から大島本町までを結ぶ道路です。

国道8号を、柏崎方面からずっと長岡方面に向かい、県道23号との交点である大積町1交差点を越えずっとまっすぐ行き、軽く岡登りをする手前の宮本東方町交差点で左折したところが県道467号の始点です。この交差点、よく見ると道路のアスファルトの敷き方が不自然です。岡登りをするルートは、狭い住宅街の中を駆ける道を避けて作られたバイパスで、もともとはこの県道467号が国道8号であったことを物語っています(裏付けが取れていませんが)。そんなわけで、宮本とか白鳥とか関原とか上除とか呼ばれている住宅・商店街をずっと走っていきます。やはり一桁国道にしておくには、現代では狭すぎる道です。途中で県道48号・県道170号・県道166号・関越道と交差します。さらにまっすぐ行くと、大きな喜多交差点「ちず丸」の該当地域にさしかかります。ここは国道8号が高架橋になっているのですが、もともと越後交通長岡線という鉄道がこのあたりを通っていて、おそらく踏切になるのを避けるためにこの高架橋を造ったのだと思います。もっとも、それとは全く関係なく467号はそのまま8号の下をくぐって喜多町の中へ。

推定・旧国道8号だけあって、商業施設が多いです。かつては長崎屋もあったのですが、川崎地区・長岡ニュータウン・古正寺地区の台頭もあって消滅し、すっかり落ちぶれかけたところだったのですが、最近になってきてまた少し盛り返したようです。大島本町と大島新町の境目に当たる大島交差点で467号は終了。この交差点は国道351号・県道69号も合流する長岡の重要地点です。

県道498号(長岡中之島見附線)

かつての重要路線・国道17/8号ですが、バイパスの完成によって県道に落ちてしまった路線です。長岡市十日町から長岡の中心部を抜け、旧中之島町を抜け、見附市今町を通り抜けて国道8号で止まるルートです。

国道17号の十日町交差点のほんのすぐ先のところで、バイパスの入り口である片田ICがあります。その本線の左側にスッと越路に行くように案内されている道があります。それが旧国道17線かつ現県道498号の入り口です。旧々国道である県道370号よりも番号が大きいのは、県道370号が制定された当時、まだこの道が現役の国道17号だったからに他なりません。

そもそもこの道は、既に県道370号の項目で紹介した上滝谷交差点から、ずっと何kmもまっすぐ直線に伸びた道路でした。地図で見ると気持ちよいくらいまっすぐです(今は片田ICのためにルートが変わっていますが)

片田ICからそれた先、少し行くと片田交差点で県道23号とぶつかります。ここを左折すると旧越路町。498号は直進して、なぜか中古車販売だの自動車整備だのが異様に繁殖しているコーナーに入っていきます。そしてその右隣には上越線の姿が。しばらく行くと、福島江という用水路と信越本線を越えるために、高架橋を渡ることになります。ここで道を北東にとるとだんだん街らしくなってきて、県道370号で紹介した名無しの交差点「ちず丸」の該当地域にさしかかります。もう少し行くと、やはり紹介済みの三和交差点「ちず丸」の該当地域が現れます。これが異常な交差点なのです。

三和交差点

薄オレンジで示したのが県道498号のルートです。上の図で、赤線とピンク線は南→北(小千谷→長岡方面)でも、北→南でもどちらも直進になります。一方、青線は、北→南の場合は直進で、南→北の場合は右折になってしまいます。そして、緑線の矢印方向に右折することはできませんが、その逆方向に左折することはできます。もちろん、信号の制御も変わっていて、おもに赤ルートを通すもの、おもに青ルートを通すもの、おもにピンクルートを通すもの、の3段階があります。

…頭が痛くなりませんか? おそらく、旧国道17号・旧々国道17号の歴史的な経緯からこんな複雑な交差点になってしまったのだと思いますが、それにしても新しい時代なのだから、ここは普通の十字路に近い扱いとして定義しなおせば良いのではないかと思うのです…。

この先は、街路樹が立ち並ぶ道を行くのですが、その先にまた変わった信号の三叉路「ちず丸」の該当地域があります。なんでこんな不思議な交差点ばかり造るのでしょうか…。

先を行くと、追廻橋交差点のところで一度国道352・404号重複区間にぶつかり吸収されます。そのまま長岡駅前のメインストリート・大手通り「ちず丸」の該当地域にぶつかり、そこを直進すると国道351・352・403号の重複区間に入り、やがて国道8号との交点である新町1交差点が現れます。おそらくこの先は旧国道8号になるのではないかと思うのですが、残念ながら資料がありません…。ともかく、ここもまっすぐ行きます。工場やらなにやら立ち並ぶ道を進み、城岡橋交差点を越えると国道の呪縛から解き放たれて県道498号単独区間となります。

工業地と住宅地が混在するような地帯が続きます。すると、今までほぼ真北だった進路が北東に変わり、しばらくすると国道8号・長岡東バイパスにぶつかります。そこを左折して8号に吸収される形になります。新潟方面へ数百mで北陸道・見附中之島I.C.「ちず丸」の該当地域です。ただ、よく見ると8号にぶつかる前に、もう少し自然なライン取りをしている白い道路があります「ちず丸」の該当地域。これが昔の8号の跡なのかもしれません。見附中之島I.C.の当たりを越えてすぐのインターチェンジを下り、すぐの信号「ちず丸」の該当地域から、また498号の単独区間になります。先ほどの白い道路からこの信号までまっすぐ線を引くと自然な感じなので、高速道路やバイパスができる前はこれが本来の道だったのでしょう。

この先は行ったことがないので良くわかりません。昔は中之島大橋があるあたりで道路が途切れていましたが、2009年頃につながったようです。中之島大橋自体は県道20号にされていて、橋を越えたところがすぐまた498号になっています。498号は、良く栄えている国道8号沿線の商業施設たちの裏を通るようにしてもう少し北に進み、田んぼの真ん中の坂井北交差点で8号に再度接続して終点を迎えます。

県道499号(山田中潟線)

長岡の南部から中心部に至る、国道17号〜旧17号の代替路線です。半ば裏ルートになってしまいますが、国道でカヴァーしきれない地区を結び、番号と路線名のマイナーさ(失礼! でも地元の人間以外にはなじみがない名前だと思うので…)の割には重要路線です。

長生橋から大手通りに抜けていく国道351号にある長生橋東詰交差点「ちず丸」の該当地域が県道499号の始点です。地図を見てもわかるとおり、この辺が「山田」。この交差点から南下していきます。市内の幹線らしい感じの快適な道路を進むと、そのうち左手に長岡工業高校、そして長岡市役所と市立劇場が見えてきます。さらに進むと、右手にスーパー、左手にガソリンスタンドがあるちょっと大きな交差点にさしかかります「ちず丸」の該当地域。ここを左折すると県道370号と県道498号が合わさる「名無しの交差点」がありますが、無視してまっすぐ進みます。太田川にかかる少し立派な橋を渡り、春になると桜がきれいな公園を横目で見ながら、住宅街の中を進んでいきます。しかしやがてこれは南部工業団地に置き換わります。このあたりは、クリスマスシーズンになると夜にイルミネーションを施す粋な工場があることで知られています。長岡市民の間ではユニオンツールのものが特に有名ですが、そのそばの味のれん本舗も負けじと頑張っていて、良い感じに競演しています。

それを越えると急に寂しくなってきますが、宮内駅から出たばかりの信越本線に伴走し、程なくして前川駅にたどり着きます「ちず丸」の該当地域。踏切を越え、信越本線が西の越路方向に進むのを尻目に、県道499号はさらに南下、運転免許センターの裏を通って県道23号と交差します。そこも直進して、田んぼ田んぼした中を通っていくと、大きくS字にカーブするところがあり、それが終わると国道17号にぶつかって終点・中潟交差点になります「ちず丸」の該当地域

ということで、市役所前を含む幹線たる性格の序盤と、住宅街と工業地そして前川駅を結ぶ生活路線である中盤、そして田んぼの真ん中を通るのどかな終盤と、それぞれ性格が違う3つのパートからなる不思議な路線でした。

県道589号(小千谷長岡線)

短いですが、おそらく日本一有名な(だいぶ忘れられてしまっていると思いますが…)新潟県道です。

この路線はもともと国道17号でした。その辺りの件は前の国道17号のページに任せるとして、県道589号は旧国道17号かつ現国道291号である横渡交差点「ちず丸」の該当地域から始まります。ちず丸ではちょうど三国街道と書いてありますが、要するにそれがかつて国道17号であったことの証でもあるわけです。そしてまっすぐ長岡方面に向かいます。旧一級道路ですが、2車線で制限速度50km/hで若干吝嗇の気があります。

そして、浦柄交差点のところで市境となります「ちず丸」の該当地域。この地図ではこの辺りの川の線がちょっと不自然ですが、ここが2004年10月23日の中越大震災で崩落現場として有名になった箇所です。国土地理院の地図閲覧サービスの方が雰囲気はつかめるかもしれません。現在は復旧されて快適な道路が戻っていますが、そのつもりで見ると地震の爪痕を感じることができます。

そしてそのまま、石坂山と信濃川の境目の部分を通り、妙見堰交差点にたどり着いて終点です。現在はここから長岡方面に行くにはこの交差点を右折することになりますが、妙見堰・越の大橋〔こしのおおはし〕が道路として供用される前はこちらが国道17号の直線ルートでした。越の大橋〜小千谷市高梨〜三仏生〔さんぶしょう〕〜ひ生IC(「ひ」はくさかんむりに稗、Unicode可なら→薭)というルートの小千谷バイパスができるに当たって、この妙見堰交差点が改築されたというわけです。

地元の人ならば、長岡―小千谷間を通るのに、わざわざ国道17号・小千谷バイパスを大回りすることはありません。この県道589号を通っていった方がよっぽど早いからです。越後交通のバスも長岡駅〜小千谷線としてはやはりこの県道589号を使っています。

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