更新日:2010/01/17
只見線は福島県の会津若松駅から⇒魚沼市の小出駅までを結ぶJR東日本のローカル線です。
磐越西線の会津若松駅を出た只見線は、会津若松市の町を抜けて南下するのですが、会津盆地を半周するかのように、大きくぐるりとUの字を逆から書くようにして北に向かい、会津坂下駅まで着いたら今度は西に向かいます。磐越道・会津坂下インターの近くで磐越道とクロスし、国道252号とともに只見川沿いに入ります。ここから只見川を上る形で南西に進んでいきます。やたらと会津○○駅が多い区間です。途中、只見町の只見駅があります。ここからトンネル地帯に入ります。田子倉湖の北を進み、途中少し顔を出して臨時駅の田子倉駅を過ぎながら、長いトンネルに入って県境をまたぎます。
峠を越えて⇒魚沼市に入ると、まずは末沢川というマイナーな川+国道252号とともに西〜北西に進みます。新潟県最初の駅は大白川駅です。いわば1日10人程度しか行き来しないという過疎駅ですが、2009年3月まで有人駅だったという珍しい駅です。そして2駅で旧入広瀬村の中心部に入り、入広瀬駅があります。破間川沿いを行き、さらに2駅で旧守門村の中心、越後須原駅となります。またさらに2駅で藪神駅があり、そこは旧広神村の中心です。ここを抜けて南西に向かうと、やがて関越道が見えてきて、その下をくぐると小出の町並みが見えてきます。国道17号の下をくぐると同時に国道352号との踏切があり、小出の中心部を避けるようにして、破間川が魚野川に合流する地点で川を渡って終点の小出駅に入ります。小出駅は、市街地の外れにあり、また前に魚野川、後ろに山という狭いところに建てられていて少し不便です。
山中の人々が小出ないし会津若松に出るのには非常に大事な路線なのだと思いますが、いかんせん利用者数がものすごく少なく、当然運行される列車もものすごく少ない路線です。紅葉や雪がきれいだという噂もありますが、誰にも文句が言えない位の田舎地域を抜けることになりますので、いつ廃止されてもおかしくない…と思うのですが、やっぱり只見の人の交通の便を考えて残してあるのでしょうか。
うまくやれば、魚沼・群馬方面から会津観光に行くのに使える路線なのですが。あるいは飯山線とぶち抜きにして長野―福島間を大きく結ぶコースにもなり得るようにも見えます。まあ、長野・⇒魚沼市中心・会津若松を除いた区間が幹線から離れすぎているというのが一番のネックですね。
大白川駅
柿ノ木駅
入広瀬駅
上条駅
越後須原駅
魚沼田中駅
越後広瀬駅
藪神駅
小出駅
→ 上越線
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