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中越の道路

更新日:2010/01/17

国道291号

国道291号とは

前橋市から柏崎市までを結ぶ国道ですが…「酷道」ファンなら誰でも知っている清水峠と、隧道ファンなら誰でも知っている中山トンネルを擁する曰く付きの路線です。

起点は前橋市ですが、地図を頑張って探しても国道291号は見られません。国道17号の本町1交差点「ちず丸」の該当地域が規定上の起点になっています。国道50号もここが起点です。そこから、国道17号に化けて利根川沿いを進んでいきます。関越道・月夜野ICを越え、上毛高原駅にほど近い上津大原交差点「ちず丸」の該当地域でようやく単独区間になります。17号が赤谷川に沿うのに対して、291号は利根川の源流を求めて行くのですから立派なもの。関越道・水上ICとつながりながら、北上していきます。途中、湯檜曽のところで利根川を見失い湯檜曽川について行ってしまいますが、そうとも知らぬ291号はどんどん北に。一部で有名な土合駅を過ぎ、つづら折りを越え、完全に山に入っていきます。そうして追いかけていくと、地図上ではトイレマークがあるあたりで、国道の赤線が途切れて点線になってしまいます「ちず丸」の該当地域。なおこの点線はmapionやmapfanなんかでは現れません。この点線を北に北にと追うと、新潟県境のところで清水峠に出会います「ちず丸」の該当地域。国土地理院の地図閲覧サービスなら、避難小屋や送電線監視所があることがわかります。またよく見ると、点線にもうっすら赤線がついていて、国道であることが示されています。

この点線国道を進んでいくと、あるところで点線が実線になります「ちず丸」の該当地域。明治の昔にはこの道は現役の国道として稼働していたというのですから恐ろしい話。しばらく川下りし、長い道を行くと、ようやく人里が見えてきます。そうして南魚沼市の中心である六日町まで向かって行きます。六日町駅前に行かないところでなぜか魚野川越え「ちず丸」の該当地域。しっかり魚野川沿いを進みますが、すぐに離れていきます。途中、なんか国道の指定がおかしな所がありますが「ちず丸」の該当地域、おそらく切れている方が間違いというか旧道なのでしょう。大きな街が無い田舎を通って、山に入っていきます。そしてトンネルの中で魚沼市「ちず丸」の該当地域。うまく抜け出して、関越道・小出ICにつながります。そして国道17号とドッキング。四日市交差点「ちず丸」の該当地域まで北上し、今度は国道252号とともに北東に向かい、並柳東交差点「ちず丸」の該当地域で再び単独区間になります。ここから北西方向に山登り。人家もだんだんまばらになっていきます。

ある程度登り切ると、有名な中山トンネルがあります。このまっすぐなトンネルを越えると、集落なんかも途中にありますが、また山だらけに。さらに、山古志トンネルも越えて、旧山古志村のメインストリートにたどり着きます「ちず丸」の該当地域。ここを左折。ちょっとくねくねしますが、そろそろと降りていくと錦鯉関係の施設が見えてきたりします。そして小千谷市へ入ります。朝日川に沿って浦柄の家々を抜けると、程なく信濃川との合流点になりますが、ここが例の(このサイトでは何度も紹介している中越大震災の時の崩落地点だったりするわけです。しかし、その旧国道・現県道589号とは合流せず、291号は上越線の背後に隠れる形になります。この辺りの崖からは貝の化石なんかも取れます。

さて、途中に交差点があり、291号はここを右折する格好になります「ちず丸」の該当地域。そしてすぐのところに横渡交差点があり、ここを左折して旧国道17号の道に入っていきます(右折すれば例の県道589号)。ひ生ICを過ぎ、現国道17号の下をくぐります。上越線を左手に見ながら走るといろんな建物が見えてきますが、そのうちに開けてきて、小千谷駅が見えてきます。小千谷駅前交差点「ちず丸」の該当地域を左折して駅前の「東大通り」に。この十数年はすっかりシャッター街っぽくなってしまってますが、負けずにY字路を直進。今度は「中央通り」に入ります。まっすぐ進んで、信濃川にかかる旭橋を渡り、今度は小千谷のメインストリートである本町を貫きます。この通りはものすごく歴史があり、それこそもっと勉強していればここで語りたいくらいですが、省略。二十年前はスクランブル交差点だった本町2交差点「ちず丸」の該当地域、大昔は直進路が無かった本町2交差点「ちず丸」の該当地域を越え、さらにまっすぐ行きます。この辺は比較的古くからありましたが、そのうちに新しい幹線である国道117号を横切ることになります「ちず丸」の該当地域。すぐのところに関越道・小千谷ICがあります。それこそ20年前はこんなに賑わっていない、むしろ小千谷市街地の果てだったのですが…時代はかわるものです。さらに、ここをまっすぐ行き、左にカーブしながら山を登ります。程なくして長い新・桜町トンネルを通ります。

このトンネルができる前、それこそ20世紀のうちは、こんな良いトンネルはありませんでした。確証がありませんが、先の本町2交差点を右折、そして城内交差点「ちず丸」の該当地域を左折します。ここをまっすぐ行くと、途中で道が細くなりますが、白山運動公園「ちず丸」の該当地域があり、その道をとにかく直進直進すると(といってもそれなりにくねってますが)、それほど長くはない桜町トンネル「ちず丸」の該当地域があったのです。いえ、今もありますが通行止めです。ここを抜けると小国町に出ました。

さて、先の新・桜町トンネルを抜けたあとは、旧・291号とも合流し(それとはわからないくらいになってますが)、ゆるいS字の下りを経て小国の街の中心よりも北の七日町交差点「ちず丸」の該当地域"に出ます。そこで国道404号が交わります。この交差点を直進すると、ほどなくして閑散区間に入ります。そうしてやがて、武石峠・武石トンネルをくぐり、柏崎市に入ります。これを抜ければまた下り坂となり、北条地区に向かうことになります。途中、わらぶき屋根の建物があったりモダンな建物があったり、ちょっと不思議な区間です。信越本線を横断する踏切を渡り、目の前のT字路を左折します「ちず丸」の該当地域。あとは信越本線に沿って柏崎方面に行って、国道252号・鳥越交差点「ちず丸」の該当地域に着きます。見た目上はここで終点みたいですが、この先、国道252号の起点である国道8号上の日吉町交差点まで行って本当の終点です。

国道291号の現況

新潟県側の291号は、小千谷の市街地と六日町の一部を除いて、どちらかというと閑散区間を走っている感じです。特に南魚沼では、国道17号と比べて、清水街道として知られた時代以上の発展は見られていないとすら思えるほどです。

ただ、北部の区間ではそれなりに重要な幹線になっています。中山トンネルしかり、小千谷―山古志間しかり、小千谷―小国―柏崎間をつなぐ路線しかり、必ずしも車の通りは多くはないですが、明確な代替路線が無いためこれらの区間を行き来するのに必須になります。桜町トンネルが整備されたように、小国―柏崎間ももう少しきれいになると、もっと良いのですが。

国道291号のメインスポット

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