Aquamarine Shock!

中越の道路

更新日:2010/01/17

国道290号

国道290号とは

村上市から魚沼市を結ぶ、スケールが大きな路線です。

理由はよくわかりませんが、起点は国道7号の石原交差点「ちず丸」の該当地域で、そこから新潟方面に国道7号と重複します。上助渕交差点「ちず丸」の該当地域でようやく分離。ある意味、ここが本当のスタートです。この道路は、割と何の脈絡もないところを走っていきます。途中、百川に出会うと、その川が作った低地に沿って進むようになります。桃川峠を越えて関川村に。南下していき、途中で国道113号を数百mほど間借りしますが「ちず丸」の該当地域、すぐに分離。結局関川村の中心部にはかすりもせずに、郡界橋を渡って胎内市に入ります。なお、この郡界橋というのは旧岩船郡と旧蒲原郡の境界です。これと同じ名前の橋が、国道8号の長岡市(旧三島郡)と刈羽村(旧刈羽郡)の間にもあります。

ものすごく渋い道路を進んでいくと、途中新発田市に入り、だんだん下りになっていって、そのうちに国道7号とぶつかることになります。ここでまた1kmほど7号を間借り「ちず丸」の該当地域。そしてすぐに単独区間になると、新発田の中心部に向かって行きます。そして新発田駅前の後付けで国道指定したかのような複雑な路線を経て「ちず丸」の該当地域、再び変なルートを通っていきます。月岡温泉の近くを通り、阿賀野市に入りますが、街中には全く目もくれることなく、山と山の間の中途半端なところを進みます。そして旧安田町で国道49号と合流「ちず丸」の該当地域。しかしそれも数kmで、阿賀野川沿いで再度分岐「ちず丸」の該当地域。田んぼが広がる快適な地帯を通ります。

旧村松町の、いわゆる南部郷と呼ばれるところで久々に街に入りますが、ここがまた国道としてのやる気を感じない素敵な線形です「ちず丸」の該当地域。ただ、ここはもともと城下町だったので仕方がないところ。市街地を抜けるとまたすっきりしますが、途中で交差点を曲がったしてわかりにくいです。そして加茂市へ。一時加茂川沿いを進みますが、ここも加茂の街を完全にスルーして南下していき、山山の間を駆け抜けて三条市に入ることになります。鹿熊川を下り、旧下田村のところで国道289号と合流、やはり2km弱ほど重複してまた分離「ちず丸」の該当地域、村を抜けて行きます。ゴルフ場の脇を過ぎ、人面峠でトンネルをくぐれば、今度は長岡市の旧栃尾市になります。

軽く集落を縫い、途中で県道9号を飲み込んだりもしますが、県道9号が途中で分かれて栃尾の市街地に向かうのに対して「ちず丸」の該当地域、国道290号はストイックに街を避けて通ります。題して「栃尾東バイパス」(そのほかに「栃尾西バイパス」みたいなバイパスルートが栃尾にあるとは聞いていませんが…)。一通り進むと、国道351号の始点・新潟県道19号の終点でもある大きな交差点「ちず丸」の該当地域にさしかかります。ここを直進すれば国道351号、長岡の中心部へ向かってしまいます。290号はそれを避けて左折。すぐに道の駅なんかもありますが、やはり山の中を駆け巡ります。ここは左手がけっこう美しい谷間です。そして、石峠を迎えて「ちず丸」の該当地域、意外な形で魚沼市に入っていきます。峠越えした後は、守門村の町並みに突入して只見駅・上条駅に近づいていき、国道252号にぶつかります「ちず丸」の該当地域。地図上ではどう見てもこれで終わりなんですが、実は路線としては国道252号を小出方向に進み、国道17号の四日市交差点のところを終点としています「ちず丸」の該当地域

国道290号の現況

起点も終点も主要国道と重複し、途中でもいくつか上位国道に乗り入れ、ある程度大きな街は高頻度で避け、街中に入ったと思ったらかくかく曲がり…ということで、今まで紹介してきた国道の「常識」を越えた非常に奇異な路線です。マイナーな観光スポットもそれなりにありますが、どちらかというと、山間の小さな市町村をつなぎ、生活道路としてきちんと整備させるために指定した路線、という印象。もちろん車通りは多くないですが、無いわけではないので、飛ばしていこうなどと考えてはいけません。ちなみに、別名「越後やまなみロード」。とにかく山と山の間の谷間を進んでいく道路です。

実際にある晴れた秋の日に走ってみましたが、街中でない単独区間は信号も少なく非常に快適でした。「山道」としてのおもしろみには欠けますが、山の雰囲気を楽しむのには最適でしょう。冬はどうなることか、想像したくもありませんが。。。

国道290号のメインスポット

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